みなさんこんにちは！
カネトシ工務店です🏠
地震の多い日本で家づくりの際に考えなくてはならないこと
それは
地震対策です。
地震はいつ起きるかわかりません。
しかし、万が一大地震が起きてしまった時のことを想定して住宅は一体どうあるべきなのでしょうか？
今回はそんな地震対策についてお話いたします。
住宅会社としてできる地震対策
地震調査委員会は、
今後30年以内に震度6弱以上の地震が起きる確率を示した予測地図を公開しています。
https://www.jishin.go.jp/evaluation/seismic_hazard_map/ ※地震動予測地図（政府 地震調査研究推進本部）
地図内では、北海道でも確率が25％以上の地域があることを示しています。
今回お話しする地震対策として住宅が果たすべき役割は、「安全性」です。
①人命を守る
建物の倒壊・崩壊を防ぐ。
家具などの転倒を防ぐ。
火災の発生を防ぐ
②財産・資産を守る
個人・企業などが自ら保有する財産や資産を地震により損壊することを防ぐ
③機能を守る
建物固有の機能（生活・事業・社会的使命等）が停止することを防ぐ
安全性の目標としてこの３つの考え方があります。
命や暮らしを守るためのこの目標を達成するために、現在では様々な耐震技術が発達してきました。
地震の多い日本ではこの耐震技術が欠かせません。
各工務店やハウスメーカーも力を入れている部分でもありますよね。
では、この耐震技術はどのように住宅に反映されているのでしょうか？
代表的な耐震技術
代表的な耐震技術として、下記の3種類があります。
①耐震構造
「耐震」とは、筋交いや面材によって強度を高め、地震に耐える工法のことです。
建築基準法では、関東大震災クラスの揺れに耐えらえる強度を耐震等級１と定めています。
ただ、建物の強度を高めていますが実際に大きな地震が発生すると固定していた部分にゆるみが発生し、建物にダメージを与えてしまうことがあります。
②制震構造
「制震」とは、エネルギー吸収体を住宅に配置することで建物の揺れを緩和させる工法です。
超高層ビルや橋にも採用されている最新の揺れ防止技術になります。
構造の特性上、地震の揺れが建物に伝わるため、土地の形状によっては建蔽率ギリギリで家を建てることができない場合があります。
③免震構造
「免震」とは、ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、免震層を介在させることで地面の揺れを建物に伝えない工法です。
つまり、住宅は宙に浮いた状態で地面だけが揺れるため、地震対策としては理想的と言われています。
浮いている状態のため、風の影響を受けやすく、他の構造に比べてコストがかかりやすいデメリットがあります。
地震対策として、耐震等級を示している住宅会社は多いと思いますが、数値だけではなく構造や詳しい対策について聞いてみるとより理解を深められるかもしれませんね。
まとめ
どの工法にもメリット・デメリットがありますので、地域や予算なども考慮しながらお客様と相談しながら選んでいくかたちになると思います。
また、会社によっては様々な工法を組み合わせて施工することもあります。
カネトシ工務店は家を提供する立場として、地震など災害等を想定した家づくりもさせていただいております。
今回の記事で、大切なお家を守るための技術について知っていただけたかと思います。
ぜひこれからの家づくりにお役立ていただければと思います✨
ではまたー！(^^)/
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